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策定の流れ

MEETING

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中和石油株式会社 代表取締役 杉澤 謙次郎

損害保険ジャパン日本興亜株式会社 
札幌法人営業部 営業第三課 課長 小野 俊策、営業第三課 鈴木 佑菜

テーマ「当社のBCP体制」

1. 目的

まず始めにBCP体制を構築するためには何を目的とするかが前提となるため、中和石油株式会社から 代表取締役 杉澤謙次朗、総務部 部長 上田洋、損害保険ジャパン日本興亜 〇〇部 〇〇〇〇氏 が参加し方向性の確認。中和石油株式会社の組織体制と石油販売会社としての役割から 「本計画は、非常事態(大地震の発生等)にあっても、役職員及びその家族の安全を確保しながら、 石油販売会社として速やかに営業・サービスを再開することを目的として策定したものである。」 という目的を決定。

2. 基本方針 ~当社が非常事態にあって優先すべき事項~

次に決定した目的を基として中和石油株式会社のBCPの基本方針を検討。基本方針の考え方として 「当社が非常事態にあって優先すべき事項」とし優先項目を設定。
①お客さま、従業員とその家族の人命の安全・安心
②お客さまの信頼の維持
③地域貢献
④石油販売と不動産賃貸の使命を果たす。
という、非常時に「人命の確保」「サービス維持」「地域の保守」を優先する方針を決定。

3. 重要業務

基本方針の4項目に従い中和石油株式会社としての非常時の最優先重要業務を決定。 1.従業員の安否確認、2.被害状況の確認(自社物件・預かり車両)、3.お客さまへの石油供給維持 4.保険代理店業務(事故受付等)、5.不動産売買賃貸業務(入居者の安否確認等)にて、 「目標復時間」を設定。また各項目で被害状況に応じた対応策を定めた。

4. 災害対策本部

非常時に重要業務を行うためには司令塔となる災害対策本部が必要となる。そのため 「設置(解散)基準」「設置場※予備候補含む」「組織図」を決定。 合わせて非常時での重要業務遂行を円滑に行うための組織図の各部門役職の担当者と役割を明確に設定。

MEETING

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中和石油株式会社 
代表取締役 杉澤 謙次郎、総務部 部長 上田 洋、総務部 本間 香穂

損害保険ジャパン日本興亜株式会社
札幌法人営業部 営業第三課 課長 小野 俊策、営業第三課 鈴木 佑菜

第1部テーマ「発災時対応」

1. 大地震発生の瞬間

災害時には全社共通の具体的な行動の周知徹底が必須である。
そのため「大地震発生時にお客さまと自身の命を守る行動」として 中和石油株式会社の社員の被災場所として考えうる「ガソリンスタンド」「ピット室・整備工場」 「配送センター」「事務所」「車の運転中」「自宅・屋外」での行動を設定。

2. 災害直後の行動

大地震発生の瞬間と同様に、直後の全社共通の具体的な行動が必要となる。
「就業中に大地震が起きた場合」「夜間・休日に大地震が起こった場合」を想定。
「夜間・休日に大地震が起こった場合」には安否報告を行うため、「安否確認」についての 具体的な連絡方法を設定。

3. 安全が確保された後の行動

①安否の確認、災害対策本部へ報告、②被害状況の確認・報告、③帰宅・残留、④参集を設定。

4. <災害対策本部>発災直後の行動

BCPを実行するにあたり指示系統としての災害対策本部の迅速な立上が必須であるため 「就業中に大地震が起きた場合」「夜間・休日に大地震が起こった場合」の行動を設定。

5. <保険代理店>発災直後の行動

中和石油株式会社では災害時に重要な「保険代理店」として業務を担っている。
そのため①店舗待避、②保険会社への報告の行動を設定。


第2部テーマ「復旧対応」

1. スタッフの呼集

施設・業務復旧には人員確保が重要となる。そのため復旧の第一歩として まずはスタッフの呼集ルールを設定。

2. 建物・施設の点検・後片付け

人員が確保できた次の行動として、施設普及に向けたリスク含めた現状確認を行う。
点検項目として「形状」「状況」「機能」の項目と後片付け方法を設定。

3. 業務体制の点検・補充

施設の現状確認により、業務スペースの確保が完了。
次に業務体制の点検項目として「物」「書類・データ」「その他」の項目と補充する場合の手順・内容を設定。

4. <拠点>業務再開に向けた行動

各拠点の業務再開に関して①お客さま対応、②お客さまへのお知らせ方法詳細を設定

5. <本社>業務再開に向けた行動

本社機能の業務再開に関して①広報、②経理の詳細を設定

6. <保険代理店>業務再開に向けた行動

保険代理店としての業務再開に関して①保険金請求勧奨、②お客さまからの問い合わせ対応 ③異動・更改対応の詳細を設定

MEETING

1030

中和石油株式会社 
代表取締役 杉澤 謙次郎、総務部 部長 上田 洋、総務部 本間 香穂

損害保険ジャパン日本興亜株式会社
札幌法人営業部 営業第三課 課長 小野 俊策、営業第三課 鈴木 佑菜

テーマ「平常時から備える」

1. 事前対策

BCPを実行するにあたり、災害時の対応はもちろん平常時から対策が必要である。
そのため事前対策にも対策項目として「スタッフ」「店舗」「本社」とわけた詳細を設定。
また、実施基準においても優先度の<高><中><低>を決め着実に実施ができる環境を整備。

2. 資金の確保

被災時の賃金や営業資金の確保も重要になるため平常時からの財務手当の詳細を設定。

3. 備蓄

BCPにおいて不可欠となる備蓄。「スタッフが3日間残留できる」ことを前提とした <食品><被災地を経験して重要だった物><生活用品>の設定。

4 MEETING

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中和石油株式会社 
代表取締役 杉澤 謙次郎、総務部 部長 上田 洋、総務部 本間 香穂

損害保険ジャパン日本興亜株式会社
札幌法人営業部 営業第三課 課長 小野 俊策、営業第三課 鈴木 佑菜

テーマ「BCPをより高めるために」

1. 地域貢献

自社が保有する資産、技術、スタッフの意欲を用いて、実施可能な「地域貢献策」を検討。

2. 教育・訓練

BCPの有効性の検証および教育・訓練の結果による課題を出し改善することを目的とする。
教育においては「基礎知識」「当社のBCP」、訓練においては「代替要員の育成」 「役割の理解」「BCPの実働」の項目でチェックリストを作成し実施。

3. 見直し・改善

今回に策定する中和石油株式会社の「BCP第1版」において、教育・訓練の機会、組織体制の変更、 ビジネス環境の変化にともなう見直しのルールを設定。

《BCP第1版の完成》

中和石油株式会社
「事業継続計画(BCP)第1版はコチラ」